フランス人はあなたが思っているほど浮気に対して寛大ではない

公開日: : 最終更新日:2017/10/05 フランスの事情

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夫婦外のデートサイトの一連の広告は、フランスで大きな反響を呼んでいます。

 

グリーデンは「初めて女性が作った夫婦外デートサイト」と名を打ち、かじりかけの林檎のマークが特徴のデートサイトで、その広告をつけたバスが国中を走っています。

 

その広告を撤去するのに十分な否定的反響が寄せられ、裁判にもなりました。

 

今週ニューヨークタイムズは、「7つの市で広告の撤去が決まり、反対者はソーシャルメディアで声を上げている」と報じました。

 

 

これは予想外の事態でした。

 

この記事にあるように結局フランスは浮気に対して、あまり批判的ではないように見られているからです。

 

大統領候補のドミニク・ストロス=カーンの今年の裁判が、「独身男の家」での酒乱パーティーの詳細を国中に伝えることになりました。

 

昨年はフランソワ・オランド大統領の疑惑がありました。

 

彼の前には、フランソワ・ミッテラン前大統領の長年の愛人が、娘とともに彼の葬儀に現れました。

 

 

これはフランスの浮気に対する自由放任主義を表す明確なケースではありません。

 

ある研究で、世界でもフランスは浮気に批判的な人が少ない国とされています。

 

ピュー研究所が行なった調査によると、フランスで夫婦外の関係について「受け入れられない」と答えた人は半分以下で、これは世界で唯一のことでした。

 

実際に、10人中4人がモラルの問題ではないとしています。

 

フランス人男性の半分とフランス人女性の3分の1が浮気をしたことがあると回答しています。

 

 

では、この広告に対しての反響はどのように説明するべきなのでしょうか。

 

これはタイムズによると、「しばしば見過ごされてきた社会保守の特徴」の一部だと考えられます。

 

実際に、広告に反対した最も有力な団体はフランスカトリックファミリーアソシエーションです。

 

しかし、保守主義の団体だけでが浮気に対して複雑な感情を持っているわけではありません。

 

例えば昨年、オランド大統領の浮気報道の後に、交際相手が「中枢性疲労」のため入院しました。

 

これは世界が持っているフランス人女性の寛大なイメージを変えることになりました。

 

世界、特に厳格なアメリカ人はフランスの性事情について歪んだ見方をしているのでしょうか。

 

私はそれを明らかにするため、「フランス人が『小さなバッグ』で出かける理由」の著者、デブラ・オリヴィエと話しました。

 

 

フランス人が浮気に対して寛大だという見方は、どれくらい正確なのでしょう?

 

私たちが解釈する中で失われてしまったニュアンスなどがあるのでしょうか?

 

 

はい、多くのニュアンスが失われてしまったと思っています。

 

誤った見方があると言うべきでしょうか。

 

フランス人は、一夫一妻制は難しいことであるという考えを受け入れたいと思っており、それについて話し合いたい、結婚について広い考えがあり、結婚するよりも同棲したいという思いがあるように思います。

 

情熱的なことに対して自由なのです。

 

しかし、すべての人が幸せというわけではなく、フランスの離婚理由1位は浮気なのです。

 

 

この神話はフランスで製作された多くの映画が引き金になっているのかもしれません。

 

アメリカでは3作品が有名で、そのうち2作品はみんながみんな性的関係を持っています。

 

フランス映画ではそこに終始するというのが基本になっているのです。

 

 

ということは、フランス人は長期間の一夫一妻制に挑戦しているということであって、浮気ありきではないということですね。

 

 

そうです。

 

フランソワ・オランドが浮気をし、交際相手が取り乱し入院したというのは、多くの人が驚きました。

 

「彼女でもそういうことが気になり、病んでしまうのか。」と。

 

彼女は人間です。

 

フランス人ですが、その前に人間であり、感情があり、どんなに愛やその他のことに寛大になろうとしても、傷つくのです。

 

私たちはいつも何かを分類し、白黒つけたがります。

 

だから私たちはそういう意味でフランスのことを誤解していたのです。

 

 

私は一連のグリーデンの広告の件について、何も驚いていません。

 

 

なぜあの広告が批判を受けたのかについて、話しましょう。

 

 

まず初めに、フランス人は浮気を経験の一部として受け入れたいとしているものの、それはとてもプライベートな部分で、秘密裏に行うべきなのです。

 

それにも関わらず、浮気をレクレーションのように大声で知らせるようなCMは、とても低俗なのです。

 

フランス人はそれを好みません。

 

あくまでもプライベートなことであり、公的なものではないのです。

 

声高に言うことではなく、自分自身で判断し、行うことなのです。

 

 

そして、フランス人の多くは敬虔なカトリックではないとしても、カトリックの国であることに変わりはありません。

 

結婚や家族を大切にすることはとても重要なことなのです。

 

もしあなたに恋人がいるなら、それは完璧な家族が欲しいと思っているからでしょう。

 

家族の絆を維持し、満足するために恋人を作るのでしょう。

 

 

アメリカでも家族の価値について話すことはありますが、その価値を保証するものは何もないのです。

 

家族の構築は大変重要なことです。

 

簡単に離別することがないので、実際に離別が起こった時にはトラウマになってしまうこともあります。

 

夫婦外の関係をバスの広告で売り込むというのは、プライベートな部分であるべきものに挑むだけではなく、家族そのものを軽視していることにもなりうるのです。

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サイトがターゲットとしているフランス人女性のための広告というのはどうでしょう。

 

否定的な意見の一部でしょうか。

 

フランスでは女性の浮気はどのように見られているのでしょうか。

 

 

私は、フランスにおけるジェンダーというのは、アメリカほどあるように感じません。

 

「ジェンダー」という言葉は、真の意味で同等の単語がないのです。

 

もし訳そうとするなら、とても臨床的かつ学術的になってしまいます。

 

最近まで、ジェンダー研究というもの自体ありませんでした。

 

ですので、フランスがセクシーな国だという私たちの基準をもってしても、ジェンダーというのはさほど問題にならないように思います。

 

もし広告のターゲットが男性だったなら、さらに反響を呼んでいたでしょう。

 

フランス中の女性団体がバスのその広告に反対していたはずです。

 

 

フランス人は政治家の夫婦外関係について寛大なように思われますが、それでも国中で報道されます。

 

この実態をどう思いますか?

 

 

多くのメディアがこのような報道をしますが、フランスは今、経済的問題を抱えている国であり、国民はそれほどこのような報道を気にかけていません。

 

様々な政治的な問題があるにも関わらず、愛人の話などしている暇はないのです。

 

「国が崩壊しそうな時に、愛人問題に時間を費やしている暇なんてないですよね。」というような具合です。

 

 

クリントンとモニカ・ルインスキーの不倫問題においてフランス人が、「あなたの国では何が起きているんですか?私たちは大統領が元気ならそれでいいのです。だって健康な証拠ですから。」と言ったのはとても面白かったです。

 

 

浮気問題において、フランスの性活動とアメリカの性活動をどのように定義しますか?

 

 

フランス人はアメリカ人と比べて、オープンで寛大です。

 

私たちアメリカ人は先祖代々のピューリタンで、文化においても大きな役割を果たしていることを忘れてはいけません。

 

フランス人にはそれがなく、性活動において文化的遺産はないのです。

 

結果、彼らの肉体的関係に対する考え方はとても異なっているのです。

 

より寛大で、保守的ではないのです。

 

ジョン・オリバーが「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」のR指定(フランスではR12、アメリカではNC-17)について言及しています。

 

ポイントは、フランス人は寛大でありつつ、私たちと同じように傷つくこともあるということです。

 

 

これに関しては、多くの例を挙げることができます。

 

アメリカでは産婦人科に行くと、別の部屋で服を脱ぎ、ブランケットなどで覆いますが、フランスでは、直接医者の前で服を脱ぎ、ローブなどをかけてはもらえません。

 

歴史的に、彼らはピューリタン文化がないのです。

 

体に関して、小さい頃からそのように育ってきているのです。

 

フランスへ行くと裸の彫刻が数多くあることがすぐにわかるでしょう。

 

 

フランス人には両極端ということはありません。

 

私たちはフランス人は高く性差をつけられている考えていますが、そんなことはありません。

 

彼らはとても美食家で、開放的な官能性を持っているだけなのです。

 

私たちは高く性差をつけられています。

 

清教徒的な処女性や売春、ポルノなどが存在するのです。

 

 

また、子育てをする上でどのような影響があるか木になることと思います。

 

フランス人はどのように子供達に性について話すのでしょうか。

 

 

私の友人の18歳の息子には彼女がいて、性的関係も持っており、彼は両親が暮らす家で彼女と夜を過ごしたいと思っています。

 

友人がアメリカ人の友人にそのことを話すと、「ありえない、そんなことさせちゃダメよ。」と言われてしまいました。

 

それから彼女は、フランス人の友人に同じことを話すと、「素晴らしいわ。彼にはもう性生活があるのね。彼は彼女を愛しているの?とても素晴らしいことだわ。」と言われました。

 

 

私がフランスに住んでいた頃、体の働きについての子供向けの本を多く持っていました。

 

1つはフランスの出版社がリマールが出版した「鳥とハチ」という本です。

 

8歳の子供向けの本で、体の機能について紹介し、小さな男の子と女の子の裸が載っていて、生殖器まで見ることができます。

 

アメリカ人の友人が遊びにきた時、それを見て、「あら、こんな本アメリカでは絶対に見ることはないわ。」と言いました。

 

別の記事を書く際に、ガリマールに電話取材をすると、その本は多くの国で販売されており、唯一アメリカとイスラム系の2、3カ国だけが、販売に際して生殖器を見えないように編集したとのことでした。

 

フランスでは子供達が裸を見ることができ、授乳も公衆の面前で問題なくできるのです。

 

 

もしフランスに特徴的な性的アドバイスがあるとしたなら、なんでしょう?

 

それは、寛大であり楽しむということではないでしょうか。

 

あなた自身楽しみ、体を抱きしめてあげましょう。

 

16世紀のフランス人作家ラブレーは、彼の全てがセックスを楽しむことだと言いました。

 

彼はそれについてとても雄弁に書きましたが、多くのジョークも交えていました。

 

フランス人はある種の好色なユーモアを持っているのです。

 

数世紀の間、彼らはセックスを楽しんできたのです。

 

「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」?

 

すみませんが、「エマニュエル」と「O嬢の物語」を読んでから出直してきてください。

 

アメリカ人がボビーソックスに夢中になっていた頃、フランス人はこれらの作品を書いていたのですから。

 

 

最後に、フランス人が言いそうなことを。

 

「それを乗り越えて、楽しんでください。」

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